ナニな映画、二連チャン『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』と『ダークハウス』 [映画]

     
『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』
2013年公開。

意外に評価が高いのが驚きッ(・д・)

ちょっと前に観たんですが、
確かにストーリーに破綻はないです。
それほど複雑なお話ではないけれど、
この手の作品は矛盾があって当然だったり、
ツッコミどころ満載だったりするので、
それを考えると、ちゃんとお話にはなっています。
あ、面白いかどうかは別ですよ。

しかしとにかくウルサイ!
レザーフェイスさん覚醒後は、
無限バッテリー(たぶん日本製)によって
えんえんと大音量でフルパワーを発揮するデカチェーンソーが唸りを上げます。
庶民宅では耐えられぬ大きさなので、
(というか、それこそ隣人にいらぬ恐怖を与えそう)
必死でボリュームダウンしましょう。

あまりゴアとかホラーな描写はなく、
どちらかというと、ちょっと変わったサスペンス、リベンジものという感じですね。
その割には、カーニバルシーンなど丁寧に撮られていて、
誰一人死なないエキストラがわんさかと出てきました。
なんでこのシーンにこんなにお金をかけているのか、逆に理解できません(^_^;)
もしかしたら、最初はもっと、ターミネーターっぽくするつもりだったのかもしれませんね。
ヒロインが刑務所→いろいろ知る→逃走→最終兵器
この展開はターミネーターのまんまだし。

ホラーとか特に好きでないけれど、刺激が欲しい人にオススメです。
でも期待してはいけませんよ。
ナニなことには変わりませんので。


     
『ダークハウス』
2015年公開作品。
『インシディアス』っぽいと思ったら、『インシディアス』の監督でした。

83分という短さなので、
ちょっとしたオバケ屋敷感覚で視聴するには最適です。
すごく怖いわけでもなく、面白くもなく、新機軸もないです。
ちょっとしたドッキリポイントがいくつか、それだけなので、
見所はここ! というのがナイのがもったいない。
あと、やはりホラーは男性か女性に一人くらい愛嬌のあるタイプが必須だと思うんですが、
それもいないのが、う~ん。
感情移入もできないし、
可哀想とか、腹が立つとか、そういう、
感情を揺さぶられるシーンが一つもありません。
一番の問題は、
キーパーソンが見るという悪夢の描写が、
最後の方までないことなんですね(-_-;)
これがないので、ラスト近くに悪夢が現実になる恐怖も薄味になってしまってます。

個人的にキツかったのは、
唐突にPOVになったりする画面です。
グルグルまわるので、単純に三半規管がヤられます。
また、最初の物理的なホラー体験(ナニかに引きずられる)後、
誰も逃げずに降霊会をやっちゃう全員の神経も、
ちょっと強引かと(-_-;)
そこはもっとマトモな人に反論して欲しかったなぁ。

ラストは陳腐ですが、
つじつまが合わないようなこともなく、
整然としすぎたホラーです。
パラノーマル系インシディアスドッキリホラーハウス、
って感じ。
普通にデートムービーとしてウフフするのがよろしいかと。
なんの知恵もひねっていない内容なので、
その点で期待してはいけません。
あくまでナニな映画でしたよ。


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