「のぼうの城」「アタック・ザ・ブロック」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 [映画]

     

「のぼうの城」

原作は未読です。
最初の戦闘が終わるまでは意外にワクワクして、
面白く観ていたのですが…。
やはり史実ネタなので、ラストのグダグダ感は拭いがたかったです。
スカッとは終わらないのが、バトル系として期待した分ツライ。
逆に言うと、ホントに最初の戦闘終わりまでは、
とってもよくできた攻城ものになっていました。
何かを期待して観てしまうと、
ラストで何一つ報われないので要注意ですね(・_・)
榮倉奈々ちゃんのせつない恋心とか、無駄に描かないで欲しかった。

というか、ですね、
原作を読んでいないのでなんとも言えないのですが、
もしかなうなら、史実が悲劇の場合、
ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」エンド方式がベストかと。
遊びの時間が終わって、みんなでおうちに帰ろう、で、エンド。
映画なんだから、史実の悲劇まで淡々と描く必要ないのにな~。

プラス点は前半の攻城まで、
マイナス点は他すべて、ということで、50点くらいの感じかな。

     

「アタック・ザ・ブロック」

あらすじだけ見て、エイリアン襲来ものか~と、
WOWOW録画。
これが意外と面白かったので、その手がスキな人にはオススメです。

大まかなあらすじは、
不良少年たちの縄張り争いが激化している団地に、
ある夜流星が降り注ぎ、最初の一匹を殺したところから、
不良少年たちはライバルや警察やエイリアンから追われるハメに!

という感じ。
というより、他には何もないと言ってもいいくらい。
だって全部で一時間半ナイんですよ(笑)
その短い中に、比較的たくさんの不良少年や、そのライバル、
少年らに強盗されるも成り行きで味方になる女、
不良少年たちのガールフレンド、団地の中で麻薬に溺れるアダルトチルドレン、
更に少年らに仲間に入れて欲しい二人組の子供、
と……おい、どうすんだこんなにキャラ集めてッ!?という事態。
ものすごいことに、これだけたくさん出てきてもキャラが立ってます。
エイリアンの目的や行動は意味不明だし、
物語は団地とその周辺の一夜限りの状況しか判らないけど、
もはやそのそぎ落としっぷりが心地好く面白い!

チープな作りですし、エイリアンは着ぐるみ感満載ですが、
ドタバタ襲来ものとしてはコンパクトにまとまっている良作でした。
期待しないで観るにはオススメです!

セリフ内に、ナルトやニンジャなどが出てきたり、
武器として日本刀が出てきたりと、
イギリス映画なんですが、日本文化の影響大です。
こういう些細なところ、誇らしいですね(*´ -`)

     

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

心不全で入院してる間にレンタルになってた!
前二作は購入したけれど、コレは上映後の批評が悪かったので、
レンタルしてから決めようと思ってたら……
……ウン、おおむね評判通りでした!

えーと、全体的に、コレなんて宇宙戦艦ヤマト?って感じでしたね。
赤い地球とかね~世代的に郷愁です。
♪あのこ~が振っていた~真っ赤なスカーフ~とか歌いたくなります。

メカ描写は美しかったですが、シンジ、レイ、カヲル付近の作画は、
わたし好みではなかったですね_/>O
アスカ、めがねっこの作画は丁寧でキレイだった気がします。

お話うんぬんよりも、
もう、ほんと、散々いろんな批評サイトで言われておるようですが、
説明もせずに中学生男子の首に縄かけて更に命令するか?
どこのSMクラブですか。
ほんっとに、この作品内の大人たちの空虚な威厳には吐き気を催します。
イイ大人って加持さんくらいだったよね…。

あ、二度とは観ないと思うので、DVD等は買わないことにしました。


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