「嘘つきパパとオレオレ息娘」¥700 [映画]

今日はすっごく寒いです。
こんなに寒くて曇ってると、いっそ雪とか雨とか降って欲しくなります。
そうしたらもう、布団にもぐってDVD観るんだ……。
……この年末に、ありえない夢を見ました……。

以下、「ソルト」4点「シャッターアイランド」1点
「96時間」8点← 超おすすめです
「ソルト」
洋画 サスペンスアクション 4点
長い…。
あまりに長く感じたので、二時間半くらいだったのかと思って確認したら、
なんと100分!?
二時間きってたのか…。
なのにこの退屈さ(笑)
えんえんと、どこかで観たようなアクションが続いて、
(どこかで観たようなアクションがつまらないんじゃなくて、
それを魅せる演出がつまらないんだと思う)
最初から怪しいと思ってた人がやっぱりラスボスという、
驚きや新鮮味の薄い展開。
アンジーが完全な善玉ではないという点が、
おそらくビックリポイントなんでしょうが、
うーん、そうする意味はないような気がします。
あの高そうな毛皮着せたかっただけなんじゃねーの?
というか、全体的に古くささを感じたんですよね。
核撃っちゃおうぜ、とか、旧ソ連のなんちゃら組織でスパイ養成、とか。
スケールが大きそうなわりに、そこらへんで撮りました、
って雰囲気の画面も、観てて退屈でしたなぁ。
これなら「ウォンテッド」の方がマシだった。
というか、これを観る前日に、
「96時間」を観てしまったのがいけなかったのかもしれません。

「シャッター・アイランド」
洋画 サスペンスミステリー 1点
クソ映画でした。
大ネタとしては「エンゼル・ハート」チックなんですが、
「エンゼル・ハート」には遠く及ばない。
ほんっとーにつまんないクソ映画のうえ、
ディカプリオもちっともカッコ良くないです。
……カッコ良くない、と書くと、カッコイイとはどういうことか、
ということになるので、うまい言い方が見つからないな。
個人的には、お芝居が見え見えな雰囲気で、
「ハードボルドだど!」って感じが、もうウンザリだったんです。
帽子を深くかぶって、煙草を苦そうに吸って、舌打ちする、みたいな。
途中からオチは見えていますし、そうなるともう、
彼が何やってても、アホみたいに見えてくるんですよね。
ほんっとーに個人的な嗜好の問題なんですが、
私は舞台的な大仰な演技が大の苦手なんです。
笑っちゃうんです、冷めちゃうんです、のめりこめないんです。
だからどんなに上手だとしても、ディカプリオがお芝居に入り込むほどに、
どこか遠くでやってて、って思って、観てられない感じになってしまう。
だったら観るな、という感じですよね(笑)
だから絶対に二度と観ないでしょう。
ミステリーとして観てはいけない映画でした。
ガッカリです。
いろいろと後付けの理由をいっぱいちりばめられるんですが、
どれ一つとしてしっくりこない。
いや、理由としてはわかっても、
「え? だから???」ってなっちゃう感じ。
私としては、ミステリー作品としてマジメに作って欲しかったです。
(どうやら原作があるようです。オチがどうにもならないはずです)

「96時間」
洋画 サスペンスアクション 8点
ものすっごく面白かったです。
なんと94分の映画ですが、無駄なドラマやアクションはいっさいナシ!
翌日に観てしまった「ソルト」が悪夢のように、
この作品は最後まで安心してスカッと観れます。
制作と脚本がリュック・ベッソンです。
私はこの人は特に好きじゃないんですが、
この作品に関しては素晴らしいです。
主演のリーアム・ニーソンのタレ目とか、好みではないんですが、
途中からガンガン応援したくなるキャラになってます。
それから、パリを舞台にしているので、建物や景色がたいへん美しく飽きません。
個人的に高評価なのは、人身売買について惨く痛々しい部分と、
吐き気がするような官能美と、両面を描いてある点。
もちろんこんな行為や犯罪は絶対に許せません。
けれどそこにある害毒の側面を覗き見るとき、
自分の中にもある業のようなものを感じます。
物語は単純明快で、主人公の主義主張も一貫しています。
最後までブレないし、
うそーん、とガックリきちゃうような どんでん返しもありません。
本当に良質な、94分、何も考えずついていくだけでいい映画です。
おすすめ!


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