梅雨があけたよ『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』 [映画]

     
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
2015年公開作品。
実写版の後編でやんすね。

なんだかんだ 熱くおしゃべりする題材があった分、前編の方が良作でした。
後編は前編以上の舞台感が強まり、
背景の前で同じセットの中、舞台調のクサイお芝居をする役者さんが、
一人減り、二人減り…。
最後まで残された人の地獄(^_^;)

今更あれこれ細かくツッコむ必要はないと思うので、
詳細ははぶくとして。
この作品の場合、
「なんでやっちゃったかなぁ _/>O」
と、思わずにいられた関係者の数が、『ルパン三世』実写版より少ない気がします。
まだ一年しかたっていないのに、
すでに風化感がもの凄いですし、
続編つくる気満々だったラストも、失笑を禁じ得ません。

前編を観た人なら、
おつきあいとして観る価値はあるかもしれません。
前編で もういらない、と思ったなら、観るべきところはありません。

残念だったのは、前編でそれなりにゴアにこだわっていた部分がなくなり、
ものすごい狭い世界でのウルトラマンになってる点です。
(結果的にウルトラ兄弟VS怪獣 +地球防衛軍という、三人プラスアルファだけの闘争)
ウルトラマンだったらよかったんですけどねぇ。
ゆっくりした巨人の動きに、プロレス技、
血しぶきや肉片は飛び散るけど、
観ていて飽きちゃう、ってことは、こだわりがないせいでしょう。
世界の終わりを気取ってる割に、とにかく人がいないので、
もうこの世界は終わってもよくない? と思ってしまいました。

前編でエレンに冷酷だったミカサが、
唐突にデレた理由も、ちょっと生死を懸けたドラマとしては甘いかと。
世界観がハチャメチャ終末ものって感じなら、『ドゥームズデイ』→わたしの感想
っぽい方が、わたしは好きだなぁ。

今作を単独で観ようという方はいないでしょう。
あくまでも前編を観て、「まぁまぁなんじゃないかな?」
くらいの優しい気持ちになれた方が、
「ラストがどうなるのか観たい」 と思った場合のみ、
最後まで観る価値があるかと思います。

しかしながら、観る価値があるかどうかは はなはだ疑問で、
クソ映画の烙印を捺されつつ風化するのだろうなぁ、
という感想を抱いた後編でした。
なんらかの鑑賞理由がない限りは、オススメはできません。
ちなみに、わたしの鑑賞理由は、
〝ワーキャー映画が好きだから〟というだけです。


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