あけました。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をまったりと。 [映画]

遅くなりましたが、
2016年も細々と頑張っていきますので、
よろしくお願いしますm(__)m

年明け早々、ちょっぴり具合が悪くなってしまったのですが(^_^;)
ちょっとずつやっていきますので、
『蜂の巣嬢』とか、そこらへんも待っていてください。

というわけで、
映画感想です。


     
〈ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー〉
2014年公開作品。
すごくよく出来た良心的な作品で、
ほとんど責めどころがありません。
でも、じゃあ万民受けするのか? というと、
やっぱりソレは無理なのです(-_-;)

特異な作品ではあるけれど、
以前にも述べた〝マーベルはぁはぁ系〟なので、
そこかしこにソレっぽい描写が出てきます。
他のマーベル作品を知っているとニヤリとしてしまうシーンがあったり。
でも万民受けしない、とわたしが感じるのはその点ではなくて。
ヒロインが眉なし緑で、
アウトローがアライグマだからです。

個人的に、どうしてノーラン版のヒーローが日本で受けたのかと言えば、
間違いなくヒーローを〝格好良く〟描いたからだと思います。
別にリアルタイプでなかったとしても、
日本人は(特にお金を落とす層は)〝カッコイイ〟と感じれば惚れるものです。
もし〈アバター〉の宇宙人の見た目が「スピーシーズ」とか「スペースヴァンパイヤ」みたいだったら、
『わたしの好きな映画』として、〈アバター〉はもっと支持されていたでしょう。
(アレって、3DCG映画としての評価以外、薄いですよね…)

だからって、別に見た目問題を批難しているわけではなくて、
これは国民性なんだろうな、としか言いようがない。
近年になって韓国などのイラストレーターさんがジャバンテイストに寄ってきたけれど、
どこの国のテイストも、日本のアニメやアイドル、
要するに母体の大きなファン組織を抱えたジャンルに寄ってくれることは滅多にないです。
だから稀に、「スター・ウォーズ」や「マトリックス」、「パシフィック・リム」など、
超ジャパン大好きーーーッ
と、画面いっぱい爆発してる映画は超絶ヒットするし、
受け入れられて花開く。
どんなにアメリカでヒットしていても、
「アベンジャーズ」は今以上にはヒットしないだろうし、
「ミュータント・タートルズ」や「ファンタスティック・フォー」が、今更バカ受けすることはないでしょう。

そういった薄ぼんやりとした、国民性を自認しつつ、
この作品は『もっと当たってもよかったなぁ』と、わたしは思いました。
特に大人はもっと子供を連れて行ってあげてもよかったんじゃないかなぁ。
ギリギリのギャグなどはあったし、
なんか前宣伝の印象も、
『アライグマなんて可愛いの出てますけど、実は大人向けなんですよ~』
って空気感だったけど、(「テッド」っぽく売りたい気満々だったよね)
いや、違うなぁ(´д`)
この映画はさぁ、子供に
『出発地点がどこでも、着地点さえ正しければ報われる』
という、マンガらしい夢をみせてくれるんですよ。
どんな悪でも、『間違っていたんだ』と自覚できれば、道はまた開けるし、
復讐がどれほど無益かということも教えてくれるのです。
大人なんか、コレ見ても
『マーベルとしては異端だけど意外と面白いじゃん』
という感想ばかりですよ(・ω・)

で、
実際、穢れた目で観ると、大絶賛できるような代物ではないんですよね。
すごくよくできるけど、
『で?』
と、なってしまう。
それはコレが、異端だとしてもやっぱり〝マーベルはぁはぁ〟の系譜を、
脈々と受け継いでいるから…。

いろいろ書いてしまいましたが、
基本的には映画として、キャラの心情も、物語の流れも、
非常にわかりやすく描かれたうえで、
二時間にしっかり収めていたし、
納得のハッピーエンド(安心して歌エンディングまで観てください!)ですから、
非常にオススメの映画です。
クスリと笑いたい人や、ちょっとホロリとしたい人なんかにもオススメの、
わたしにしてはめずらしく、ファミリー向けの映画なのでした(*´ -`)

追記・
わたしは吹き替え版で観たのですが、
字幕にすれば良かったとちょっと後悔しています。
これは、物語でもっとも重要な役割を果たすアライグマの声が、
吹き替え版だと〝ヘタ〟だからです。
〝ドヘタ〟とまでは言いませんが、主役が素晴らしくなめらかなので、
アライグマの声が浮きまくります(-_-;)
たぶん別撮りだからよけいに浮くのでしょう。
わたしはどうも女性の棒には点が甘いのですが、
男性の棒には辛いようです。
声を聞くたび舌打ちしそうに不快でした。
こだわりのない人はどちらでも良いと思いますし、
何より子供には吹き替え版で充分と思います。
一応、情報として。

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