ものすごい力技で飲み込まされる「メイズ・ランナー」を観た [映画]

     
「メイズ・ランナー」
別にあらぬモノを飲み込まされたってんではなくですね。
様々な「なぜなぜなーぜ?」ポイントがあっても、
「いーからっ! ほら、モンスター来てるから!」
って感じで問題点からグイッと目をそらされる感じだったので。

期待しないで観ていたら、こんなに〝ショボイ〟感は受けなかったと思うんですが、
期待していないつもりでも、やっぱり期待しちゃっていたらしく、
(新作レンタルで¥400支払っちゃったから(-_-;))
観た後のしょぼん感はいかんともしがたかったのです。

そもそもこの作品はいわゆる、
〝トワイライト系〟だったんですね。
男女兼の「ハンガーゲーム」とか「ダイバージェント」とか、
なぜ? とか、どうして? とか、考えてはイケナイ世界観の作品です。
〝大切な、貴重な子供たち〟
を、どんどん殺すのも、決して「なぜ?」とは問うてはならない雰囲気。

ではナニを楽しむのか。
それは「ガンツ」実写版を観たジャニヲタさんが、
「ニノカッコイーーーッ!」
と、叫ぶだけでOkの作品だったのと同じで、
三年もかけて調査した割には、
お初に通る子供たちが、明るいウチにワラワラとクリアできる迷路の中で、
男子が頑張るのを観て「カッコイーーー!」となればOkなのでした。

少年たちが仲良く集落で寝起きするのを見て、
〝大人のいない世界〟で新しい秩序を築くのは、
万国共通の子供の夢なのだなと感じたりしました。

全体的にはまったく現実味のないストーリーや、
迷路が主体の割には能の無い仕掛けしかなく、
個人的には好きな子もいなかったのでハマれませんでしたが、
キツイ毒素もなく、痛々しい点もない、という意味では、
お子様にみせても安心、というジュブナイル映画です。

事前に男の子たちのカオを確認して、
好きなタイプがいたら観ることをオススメします。
わたしはニュート役のトーマス・サングスター君が一番好きでしたが、
役柄としては四番手以下だったのでね~(・ω・)


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