少々遅めの、48G、2014年雑感 [アイドル]

AKB系ネタなので、嫌いな人は見ないようにお願いします。


とりあえずザッと、2014Yahoo!ニュースをさかのぼってみました…。

2月
大組閣があったんですね~
なんだかもっとずっと前のような気がしてましたが、
まだ一年たってないんだなぁ。

わたしにとってはいまだにHKTから谷、中西を強奪されたショックが抜けません。
それで良かったのか? と問うてみても、
まだなんとも言えないし、少なくとも谷に関しては、
HKTにいた方が全国区は近かった気がします。

中西に関しては、同時にNMBから強奪された小笠原とのコンビを見ると、
本店のしたかったことは簡単に理解できます。
でも理解できることと、それは〝良かった〟かは別問題。
本店運営と本店ヲタは、昨今しきりに
元々AKBが求めてもいなかった〝王道アイドル〟の復権を口にして、
ことあるごとに〝邪道〟を蔑み排斥します。
たとえば指原を筆頭とした、バラエティでNGなしに身を削ることや、
テレビなどに出演した際に〝笑い〟や〝話題性〟を狙っていくスタイルを
嫌うんですね。
それで、〝清く正しく美しく〟という、
前時代的な処女像を求めているわけです。

しかし中西も小笠原も王道アイドルからはほど遠い存在です。
顔芸をする、モノマネをする、
短時間でも笑いを取りに行く。
なぜならしゃべりもせず、ニコニコ笑うだけで、
〝清く正しく美しく〟していても、
面白いことはおろか、情報一つ発信できないと
ニュースにならず一般人にまったく活動を知られないからです。

支店の恨みを買ってまで情報発信能力の高いメンバーを奪う価値を認めるのなら、
王道アイドルの復権など、渡辺麻友のための虚構にすぎなかったと
認めてしまうべきかと思います。

王道アイドル、を否定するわけではありません。
わたしの中では、たとえば桜田淳子を王道とするなら、
山口百恵は邪道ですし、
松田聖子を王道とするなら、中森明菜は邪道です。
でもわたしは王道と邪道、というよりは、
陰と陽、もしくは光と影、という言葉の方がしっくりきます。
わたしは最初、「制服が邪魔をする」という下劣な歌を、
〝さっき犯されました〟というような、
乱れた制服衣装で歌っていたAKB48を好きになりました。
笑顔なんて浮かべない、アハ~ンとか言いながら
身もだえする振り付けが施された歌です。
「会いたかった」という元気で明るくニコニコの歌でメジャーデビューして、
まるっきり世間に相手にしてもらえなかった結果が「制服が邪魔をする」です。
だから、というわけではありませんけど、
わたしはAKB48は暗闇があってこその光だと思うわけです。

また、渡辺麻友も元々王道アイドルなんかではなかった。
それだけが彼女にとって気の毒でなりません。
まゆゆはハッチャケ系の、空気が読めない二次ヲタあがりです。
しかし彼女を玉座にすわらせるには、王道アイドルという虚像を作るしかなかった。
フランシス兄ちゃんが好きで声優になりたい、なんて、
どう考えても王道アイドルの過去じゃない。
彼女が現在〝存在感が空気〟なのは、運営がヲタの求める虚像を作った結果でしょう。

話を元に戻すと、ぶっちゃけ、SKE、NMBヲタの方にとっては、
ゾッとするような大人数に完全移籍されたのは、いまだに悪夢だろうと思います。
特にNMBは選抜のメンツを見ると、
AKB二軍色が強すぎる…。
新曲のセンターから山本、渡辺を外してみたものの、
いまだに方向性が定まっていない気がします。


3月
優子の卒業曲、「前しか向かねえ」が発売されたんですね。
ミリオン突破してるけど、みんなどんな曲だったか覚えてるかな…?(-_-;)


4月
生駒ちゃんがAKBデビューしてますね(^_^)
乃木坂ヲタにはどうしても受け入れがたいという彼女、

どうも乃木坂ヲタの嗜好傾向を見ていると、
いわゆるクラス一番の文系美少女、というタイプに弱いようです。
生駒は見た目も中身もまったくこの路線からはずれるので、
乃木坂ヲタの目からするとイラナイ子になってしまうのでしょう。


4月
大人AKBの企画がスタートし、まりりこと塚本まり子さんがデビュー。
強烈に可愛かったのはもちろん、
どんよりと濁っていた本店の空気を
さわやかにリフレッシュしてくれたのが印象的でした。
いなくなってすぐにまた本店がどんよりしちゃったのはなんとも言えない…。
(まりりはその後女性誌のモデルとして呼ばれるようになりました)

この頃になるとAKBを卒業したメンツもどっさりになりましたね~
(売れてからの、という注釈がつきます)
一般には名前も顔も知られていないようなアイドルたちが、
驚くほどあっけなく姿を消していきました。


5月
いろいろありました。
まずは選挙の速報かな。
指原が一位でスタートし、我が軍が慢心していた頃です。

握手会に暴漢があらわれ、騒動となりました。
これが握手会でなかったら、
この後のAKBグループの強烈な崖っぷち感はなかったでしょう。
握手会が開催できない状況に追い込まれ、
おそらくはメンバー自身が、〝AKB商法〟の本当の意味を知ったと思われます。

個人的には、握手会商法をやめる最後のチャンスだった気がします。
この商法はファンとっては不況に追い込みをかける苦行であり、
メンバーにとっては休日を潰す苦行に過ぎないわけですから。
AKB利権に群がる大人だけがウマーなのに、
AKBよりはるかに小さなアイドルグループでも続けているのだから、
たとえやってくるファンが十人になろうと、
その人たちが複数買いをつづけてくれるなら、
大人たちはなんの問題も無くこの商法を続けるでしょう。

ちなみに、某グラビアアイドルが
AKBのグラビア仕事に苦言を呈していましたが、
私の記憶によれば、そもそもグラビア仕事はアイドルの仕事だったはず。
それをいつの間にか(細川ふみえあたりからかな)、
テレビに出るより先に水着写真で有名になる人たちが〝グラビアアイドル〟
と呼ばれだしたと記憶してます。
もっと昔は水着になったり扇情的なポーズを取ったりするのが専門だった人は、
テレビに出たりして有名になることは忌避していました。
某グラビアアイドルがグラビア仕事しかしていなかったら、
たぶんもっと世間がこの発言の後押ししてくれたでしょう。
AKBは嫌われていますからね。
ところが彼女ときたら、グループを組んでCDを出し、
そのCDを買ってもらうのに、百枚でデートができる権、
などをオマケにしているそうです。
百万枚だろうと、百枚だろうと、やっていることは一緒です。
スゴイ世界ですよね。


6月
屈辱の月です。
第六回総選挙、指原は二位に甘んじました。
その後のモバメなどによって指原の心境があらわになるにつれ、
指原陣営、通称リノガワは、雪辱戦へ向けて一指団結を誓います。

あえて言うなら、まゆゆ一位はまゆゆにとっては良かった。
〝まゆゆにとってのみ〟良かった。
前記した虚像の問題を鑑みると、よかったのか悪かったのか、
正直なんとも言えないけれど、
それでもまゆゆが何年も努力してきた事実と照らし合わせれば、
〝後のこと〟はともかくとして、
この一時だけでも頂点を味わい、
女王として君臨させてもらえたことは、
何よりのご褒美だったと思います。

その後の本店のていたらくを見るにつれ、
「指原からAKBを救ってくれ」とまゆゆを推していた保守派が霧散。
個人的には、まゆゆがどうこうよりも、敦子のすごさを思い知らされる結果に。
なんにもしなくても、なんにも言わなくても、
敦子が真ん中に立つだけで、AKBはギラギラに輝く絶頂アイドルでした。

何度も言っているけれど、
だからって誰も前田敦子になろうとする必要はないし、
なれないし、そんなことに意味は無い。
わたし個人は、まゆゆにはおかしな責任など捨ててもらい、
気ままで可愛いCGアイドルに戻って欲しいものです。


8月
Yahoo!ニュースのトピックにはなっていなかったけれど、
まゆゆの総選挙一位曲「心のプラカード」発売月。
(関係ないけど、このタイトル、はてなワードにも入ってない…)

まゆゆがどうのこうのではなく、
純粋なクソ曲にファンの怒号と悲鳴が飛び交う。
まだ「ラブラドール・レトリバー」の方がマシだったという声も。
個人的には「ラブラドール・レトリバー」は洗濯石けんのイメージしかないが…。
この曲には投票権がついていたので、確か二百万枚くらい売れたと記憶している。
だからといって記憶に残る名曲かどうかは…ねぇ(´д`)?

ちなみに「心のプラカード」の振り付けは、
当時ヨーデルヨーデルで再浮上していたラッキー池田。
明らかに「恋するフォーチュンクッキー」の二匹目のドジョウを狙っていたにもかかわらず、
どうもこうもならず撃沈した。
まゆゆはこの曲が浸透しなかったことを嘆いているが、
浸透させようというAKBセンターとしての努力の片鱗を感じられなかったことも、
彼女に投票した保守派の意欲を激しく削いだことになった。
まゆゆが総選挙でAKBを「守る」と(おそらくは運営の煽動によって)宣ったことも、
「いったい何から?」と疑問視されるようになった。
しかし指原アンチ層には、「指原の脅威から守る!」
という明確なテーマ性があったので、いまだにあのスピーチが高評価なのは確か。

……こういう流れから、つくづく、
いい加減、対立による炎上商法はやめにしないと、
疲弊しきったDDをいっきに手放すことになると思われます。
幸いなことに、あちこちのアイドルグループにあまり曲の魅力がないためか、
一般的なアイドルファン離れは進んでいません。
しかし〝可愛くて、歌が魅力的〟なアイドルが登場すれば、
いっきに巻き返される状況にあるのは間違いありません。
(わたしにしても、ヘビロテしてるのは「東京女子流」と「PASSPO☆」だし)
ヲタはメンバーの仲がいいことを知っているので、
対立構図を作られても遊戯のうちで済んでいますが、
一般の人たちはギスギスしたオンナたちの競争を連想してウンザリしています。
「希望的リフレイン」はもっと浸透してもいいほどの名曲だったのに、
一般的には認知されなかった。
すでに遅いのかもしれないです。


9月
じゃんけん大会でみるきーこと渡辺美由紀が優勝。
ソロ権を勝ち取りました。
ヤラセかどうかはもちろん、じゃんけんで誰が勝とうと気にしない、
すでに一般人は無視の域に達していました。
何をやっても焼け石に水という気分ですね(´д`)

唯一個人的に希望を持ったのは、
HKT48が誇るエース、さくらたんこと宮脇咲良が、
新曲のセンターとしてまゆゆに並ぶことになった件です。
うれしいのはもちろん、そういうことだけでなく、
秋元康がヲタ目線で彼女に目をかけていてくれたことがうれしかったです。
指原の猛烈なプレゼンアクションがあったであろうことも、
想像に難くないです。
しかしこの異例の人事も、世間にとってはどうでもよいことでしたね(´д`)

そういった世間の無関心をよいことに、
ペナントレースなるものが唐突に〝なかったこと〟にされました。
これはその時点までの得点(?)の勝者が、
チームKⅣ(HKT48)だったためとファンには推理されました。
ペナントレースとは、大まかに言ってしまえば、
AKB本店がグループ内の権威を取り戻すためのゲームだったのですが、
ふたを開けてみたら支店にぶっちぎられていたのです。
これを認めてしまうと、本店のブランド価値が下がるので、
ゲームは〝なかったこと〟にされたのです。

わたしは元々AKB全体が好きで、
いまだにDDの傾向は強いです。
しかし近年、とくに2014年の本店運営の方針にははらわたをえぐられるようなことが多く、
本店に個人的に魅力的と感じる強烈なアイドルがいないことも含めて、
本店運営アンチになってしまった気がします。


10月
さくらたんとまゆゆのWセンター曲、「希望的リフレイン」のMV詳細が明らかになる。
早くもAKBを卒業した〝有名人〟を起用するとのこと。
うれしい反面、じり貧、という単語が脳裏をよぎりましたね。
ちなみに、歴代ミリオンのセンターを抜擢、とあったので、
第一回じゃんけん大会の覇者、岩こと内田 眞由美はMVに登場しませんでした。
けれどここで岩を登場させていたら、
わたしはきっと、AKBの遊び心とか、余裕、みたいなものをまだ信じられたと思います。

原点回帰の曲調、〝今〟キラキラ輝いているさくらたんの可愛さ、
おそらくはAKB48グループ総力を挙げての、持てる力を総動員したCDでしたが…。
浸透、しませんでしたね…(´д`)

……乃木坂46、松村沙友理の不倫路チュー報道。
この件は、この醜聞そのものよりも、
これを〝なかったこと〟にしようとした運営の判断ミスが命取りになりました。
ラジオでの松村の涙ながらの言い訳は子供の嘘に等しく、
推しですら信じてあげる材料にはなり得ませんでした。
「ファンの皆さんを裏切っているのを心苦しく思いながらも、
好きになってしまいつきあっていましたが、既婚者とは知りませんでした」
で良かったのだ。
その後はシングルを二曲程度辞退して、テレビ出演も自粛すればよかった。
それだけでみんな許しただろう。
乃木坂ヲタが寛大だからというより、
前記したように、乃木坂ヲタは乃木坂のメンバーを
〝美しくて清らかな処女〟と信じている。
そうであって欲しいと信じたいのでしょう。
信じることより信じたいと思うことの方が強い。
だから乃木坂ヲタは、私のような在宅からすると、
どう見ても教室のリア充トップクラスに君臨するモテ女の塊にしか見えないメンバーを、
男とくっつくなんてあり得ない聖女と信じて盲愛しているのです。
「そんなわけあるか」と小一時間説教してやりたい(´д`)

乃木坂運営が松村の措置をなぁなぁで済ませようとした結果、
ふみはるは怒り狂い、第二、第三の爆弾を投下し続けたのでした。
結果として、未成年のメンバー二人がそれぞれの理由で乃木坂から消えました。
松村沙友理の措置は現在でも何もありません。

松村は気の毒に、こんなことになってもテレビに出続けなければならず、
しかし事情の手前、ニコニコ笑うお仕事もまっとうできませんでした。
無表情で出演していれば、それはそれで文句が出るので、
発言したり、ニコニコ笑ったり、なるべく以前のように振る舞う、
するとそれはそれでまた当然、文句が止まらないのです。
処分されないのだから、ヲタも許すタイミングが生まれませんでした。

乃木坂運営(基本的にまったくAKBとは母体が違います)はおそらく、
指原のサクセスストーリーを松村で再現したかったのだと思います。
確かに指原の現在は、結果だけ見れば大成功と言わざるを得ません。
しかしそこに至るまでの道のりは地獄であり、
本人、ヲタ、共に血反吐を飲みながらの行軍でした。
しかも指原の言に寄れば、リノガワを涙させることに、
いまだに「十字架を背負っている」状態なのです。
松村をそういう地獄に突き落とそうにも、乃木坂にはそんな地獄はありません。
アンダーと呼ばれる二期の大半などはそれに近いですが、
指原が味わってきたAKBの研究生時代とは比較にならないほど恵まれています。
そもそも松村は努力をしてきた過去がないのだから、
どん底から這い上がる方法など知りようもありません。
指原のように共に地獄から這い上る同志がいればともかく、
そんな気の利いたメンバーはいなさそうです。
自分のことでいっぱいいっぱいなのでしょう。

指原が這い上れた何よりの理由は、
自分の役割を果たすと決めたことにあったと思います。
もし自分がそこで果てても、必ずHKT48を全国区にすると、
それが秋元康から与えられた禊ぎであり、
嘆き苦しみ、時には彼女を罵倒してきたヲタへの贖罪だったからだと思います。

もちろんそういう理屈や見解は、成功した今だから言えることで、
失敗していたら、あれはただの島流しだったとしか言えません。
どんな地獄だったか、もうつらつらと振り返りたくはないし、
松村がそれに耐えられるとも思いません。
もう一回、1から「乃木坂46つくーる」をやり直し、
しかも北海道で、と言われたら、
松村だけでなくファンも引いていたでしょう。

乃木坂のまとめ板を見ている限り、グループとしての終了感も強すぎますね~。
これは去年の紅白の内定が取り消されたことが大きすぎました。
おそらく一部の運営は、ここから指原的リスタートが始まると考えているのでしょう、
ドキュメントオブ乃木坂なんて映画、
松村が映っているだけで潔癖なヲタは敬遠しそうです。
一方の運営は、人気のあるメンバーのアイドルとしての高齢化にともない、
(あと、おそらくもうふみはるを制御できないくらい、
オトナメンバーの恋物語があちこちで進行中なのではと想像されます)
グループとしての決算にかかっているようです。
アルバムに写真集にフォトブック、
ギョッとするような商法で回収にかかっています。

それでも、乃木坂を応援したい、松村を信じたい、
というヲタたちがいるのなら、一緒にどん底を味わうしかないのです。
もし可能性があるなら、きっとまた一緒に夢を見られるでしょう。
苦しい行軍であったならなおのこと、その夢はキラキラとまぶしいに違いないから。
リノガワだからこそ、それは約束できます。


12月
高橋みなみの卒業宣言。
歌手としては大成しないだろうが、指原同様、井森美幸クラスで生き残って欲しい。
肝心な時に空気を読んだ発言のできる彼女の才能は、
歌手として以上にバラエティに向いていると思うんです。


【総括】
個人的に一番の事件は大組閣、
二番目が総選挙、三番目が松村事変ですね。
たかみな卒業は、むしろそろそろ出て行かないと、と思っていました。
どう見ても選抜以外の後輩たち、眼中に無くなってるだろ、って感じですから。
指原も、具体的に卒業を考え始めているようです。
おそらくリノガワが感じている以上に、
中にいて自分が損をしている現状に不満が出てきたのでしょう。
2014年はほとんど大島優子卒業一色だったので、
いい加減、卒業メンバーで話題をひっぱるのはやめて欲しいものです。
……ただ本店はもう何しようと、わたしもスルーかも……

2015年は、AKBをテレビで見たりする機会は減りそうな予感がします。
総選挙も、正直アンチの燃料がなかったら、指原には辞退してもらいたいのが本音です。
わたし自身は、複数買いで推しを支えることはしませんが、
それにしてもこのシステムに納得がいっていないので、不本意きわまりないのです。

村内はともかくとして、対外的には平和な一年でありますように…。


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