生駒ちゃんの卒業 [アイドル]

今回はアイドルネタなので、
嫌いな方は読まないように(^_^)/



入院している間に生駒の卒業を知り、
自分の中での乃木坂も終わったなと感じました。
乃木坂で推しているのが生駒だけでしたから。

最初からずっと生駒が好きでしたが、
求められているカタチと生駒自身の理想のギャップに、
いつももどかしさを感じていました。
このブログでも何度か書きましたっけね。

私が思うに、生駒は大人から、
今の平手のカタチを求められていたんだと思います。
平手も〝現代の山口百恵〟というレッテルを貼られているし。
おじさんたちはどうしても百恵ちゃんが忘れられないんでしょう。
気持ちは判らなくはないけれど、
生駒は平手以上に我の強い〝男の子になりたい女の子〟だったと思います。

生駒は非常にきれいな少女だったけれど、
その短い少女期を反抗期で終えてしまいました。
可愛いさや女子っぽさ、フリルやレースに髪飾り、
ファンの男性たちがアイドルに求めるカタチを
生駒は激しく拒絶していました。
聞いた話では、握手会でそのことを忠告されたため、
更に反発が強くなったらしい。
そのままの自分を好きでいて欲しい、
そっちの〝好き〟を押しつけないで、という生駒の態度は、
〝お人形〟でなければならないセンターであったために余計疎まれていました。
乃木坂のファン層はAKBのそれより優しくありませんでした。
総選挙がないせいでしょう。
総選挙は残酷ショーではありますが、
それがゆえにファンと推しは苦しみを共感できます。
推されて当然という態度や、
苦しみが目に見えない娘は、わかりやすく嫌われます。
生駒は苦しみが目に見えていたため、
AKB在籍中、総選挙に参加した際、
14位に入ってシングル選抜に参加したほど。
私はずっと、乃木坂での生駒の扱いに納得がいかなかったので、
このままAKBに残って欲しいとさえ思っていました。
でも生駒自身の乃木坂愛は、自分の苦痛を越えるものでしたね…。

生駒がセンターから外れた結果として、
乃木坂は握手会特化アイドルとなり、
接触時の対応が人気の分かれ目となりましたっけ。
キャバクラと同じ方式、
それが悪いとは言わないけれど、
私は乃木坂を見続けることはできなくなりましたね。
松村がやらかしたのも、
握手の売り上げや、エライ人の援助が、
選抜への大きな近道になってからでしたし…。

そうなってからの乃木坂は、
楽曲以外注目していなかったので、
実際どうなったのか、私はよく知りません。
ただ、アイドル誌の代わりに可愛らしい女性誌が、
露出を求めない乃木坂のファン層を集客しました。
グラビアで水着になってもらうより、
ポップで可愛らしいユメカワの世界観を表現してもらうことを、
乃木坂のファン層は好んだんですね。
結果として女性が嫌うスタイルの悪いアイドルが
モデル陣営を侵してしまい、
女性をターゲットとしつつ、
アイドルをモデル起用した崖っぷち女性誌は
いくつか休刊の憂き目をみたようです。

Pの興味が乃木坂に移り、愛着が続いた期間は短く、
欅坂が登場すると、その寵愛はあからさまに平手一択になりました。
乃木坂のアイドルたちはいつの間にか大人になっていました。
幼かった生駒でさえ、成人式を迎え、
あれほど厭がっていた女子らしい服装をするようになり、
少女でなく女性になったと感じさせられました。

平手の登場によって、AKBの珠理奈や咲良は、
更に気の毒な状況になりました。
あまりにも激烈に寵愛が移動したため、
それぞれのグループの楽曲も駄曲が回されるようになり、
MVは〝景色×アイドル×ダンス〟の繰り返しばかりになりました。
選挙曲ですら記憶に残らない楽曲が提供されたのには、
もはや終焉さえ通り越したと感じたものです。
(こうして考えてもタイトルさえ思い出せない。
みーおんセンターの、クソみたいな歌でしたね)
そんなAKBの背後で、
欅坂の楽曲は、いわゆるA面シングルに限らず、
ゾッとするほどの良曲が多い。




『エキセントリック』
1st Album「真っ白なものは汚したくなる」内
コレとか(-_-;)
ものすごくないですか?
もちろん『不協和音』とか『サイレント・マジョリティー』とか凄いけど、
欅坂はピアノ曲が総じて素晴らしいけど、
ちょっとコレは、吐きそうになりそうな本気曲ですよね('_')
P本気だしすぎ。
『大人は信じてくれない』も直球勝負ですごかったですが、
あれも『二人セゾン』がメインで添えた曲だったし('_')



『避雷針』

そんでもってコレですよ_/>O
『風に吹かれても』がメインで、こっちは添え曲ですよ。
完全なる平手を昇華させた当て書きの詩で、
おじさんの本気に血が熱くなっちゃいましたよ。
歌詞の大半が、ラジオでの対談で語ってたことですし(-_-;)
すべて、平手がいなければ成り立たないというのが、
欅坂の弱点ですが。

何が言いたいかって、つまり、
大人は生駒をこうしたかったんだと思うんですよ。
ぶっ壊して、美しくも破滅的なカリスマアイドルに。
平手だって最初は普通の女子だったのが、
みるみるこんなんなっちゃいましたからね。
生駒は周りの声に耳を貸さない強靱な少女だったってことです。

乃木坂は、『ガールズルール』から、
それはそれでいいんだろう、
って方向にシフトチェンジして、
西野にセンターをさせたことで完全に生駒カラーを切り捨てたけど、
その色は今、平手が確かに純粋に継いでいると、
私は勝手に思うんですよ。
だから生駒は、なくした少女期の夢をみなくてもいい、
これからはもっと自分勝手に、生きたいように生きて欲しい、
というのが、おばさんの願いです。

生駒ちゃん、卒業おめでとう。


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