スパダリ登場作品『デッドプール』と、その正反対にある『メイズ・ランナー2』 [映画]

     
『デッドプール』
2016年公開作品。

マーベルはぁはぁ層が大好きな横糸縦糸が絡み合った作品が増加一方の中、
今作は九割がた、他作品の呪縛からはみ出した良作です。
他作品との連携がほぼないため、
いろんな意味で公開まで苦労したらしいけれど、
おかげで異例の大ヒットを遂げました。

個人的には、『アメージーング・スパイダーマン』は主役俳優の劣化がつらかったので、
配給関係で中止してくれたのはよござんしたと思ってました。
そのおかげというか、なんというか、
よりスパイディっぽい『スパイダーマン・ホームカミング』が製作されたのは、
あっちのリア充系ピーターが好きだった人には申し訳ないですが、
すごく嬉しいです。

で、なぜスパイディの話を出すか、というと、
デッドプールと言えば、彼がスパイディの大ファン、という設定があるからです。
悲願といえば公式でデップーとスパイディがチームアップしてくれることざんす。
(版権の影響で難しいそうなんですけど)

この映画には残念なことにスパイディは登場しません(T-T)
(アクションシーンの背景で〝パーカー通り〟という看板が出てきます)
マーベルのお仲間としては、Xメンの未登場キャラが二人。
基本的なおもしろさの大半は、デッドプールという特殊なキャラの魅力に頼っていますが、
〝キャラ物〟だからそれでいいのかな?
私としては、前作を観ていてもだんだん意味不明になっていく超大作より、
きっちりエンドマークをつけてくれる今作の方が嬉しいです。
でも世界的に、映画の需要がネットに傾いていくなら、
テレビドラマ的な〝引っ張る〟作りになっていくのも仕方ないのかもしれません。

R15作品なのと、少々のグロシーン、エロシーンなどあります。
ご家族での鑑賞はオススメしません。
同じ趣味のお友達と観たら仲良くなれそう(^_^)/
女性上位がご褒美なカップルにもオススメです。


     
『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』
2015年公開。

感想を言うのが難しい…。
面白いか面白くないかでいうなら、面白くないことは間違いないです(-_-;)
でもたぶん、1もそうだったし、
『トワイライト』の男子版って思うと、これは〝こういうもの〟でいいんですよね…たぶん。

制作費が増えたんだか減ったんだか、
廃墟背景が増加し、怪物CGが激減。
怪物は〝感染した人間〟に置き換えられ、
迷路の攻略要素はなくなりました。
主人公は前作以上に、『トワイライト』から脈々と続く、
〝わたし〝だけ〟が世界を救える〟
〝みんなわたし〝だけ〟を狙っている〟
というライジング思考好き~に昇華。
これも少年少女向けのテレビドラマだったら、
それなりに先が気になる良作になっていた気がします。
B級テイスト、としして観たとしても、
『ハンガーゲーム』や『ダイバー・ジェント』の方がまだマシかと(^^;;

登場俳優に好きな人がいる、
二十歳未満、ふだん映画は観ない、
という方にオススメかな~。

……余談ですが、今はこの主人公を演じている役者さんの顔も名前も記憶してませんが、
二十年後に、「あっ、あれに出ていたんだ」となる可能性は確かにあります。
ここんとこ具合が悪くて『フレンズ』のブルーレイを最初からえんえん観ていたんですが、
(生涯でもっとも繰り返し観るドラマになるくらい観てます)
今になってやっと、レイチェルのラルフ・ローレン時代のアシスタントから恋人になったタグ役の
エディ・ケイヘルさんって人が、CSI:NYのドン・フラック刑事役だったと気づく! という、ね(^^;;
SATCに出てたのは判ってたけど、CSIは気づかなかった。
髪型変わるとね~(-_-;)
『バフィー』のエンジェルと『BONES』のブースは髪型が一緒だったから…。
熟成して好きになる俳優さんもいれば、
若い頃の方が良かったなぁという人もいて、記憶にとどめるのは難しいですが、
合致すると面白いです。
『メイズ・ランナー』は若い俳優さんが多いので、こういうことがたくさん起こりそうな気がします(笑)
そういう視点で観るのも、ちょっとオススメです。


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