『ハンニバル』キャラ考察の三日目 [ハンニバル]

三日目も同じような内容ですよ。

それにしてもなんでも嗅ぎ取っちゃう博士は怖い(-_-;)
ifの多いドラマですけど、
もしフレディが生存していることを悟られなかったら、
実際のところどうなってたんでしょう?
ベデリアさんの言葉からすると、
(愛する者を殺させようとするはず、ってアレ)
博士は究極的にはウィルの手でアビゲイルを殺させるという目標があったみたいですが。
自分が妹を失ったように、ウィルにもアビゲイルを失って欲しかったんでしょうか。
いずれにしても、博士以外のすべてをなくしたウィルが欲しいんでしょうねぇ。

以下、ウィル・グレアムについて。
興味のある方だけお読みください。


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〈ウィル・グレアム〉
原作寄りのシーズン1。
傷つきやすく脆弱そうな、むしろ愚鈍そうに見える。
でも意外に骨太で頑強、理性的で公平な自我の持ち主。
わたしが好きなのは、サイコパスから〝モンスター〟と恐れられている点。
一見すると平凡、もしくは垢抜けない孤独な人に見えるけれど、
原作ではきちんと家庭を築いているし、
(奥さんとその連れ子)
シーズン1ではかなり本気でアラーナを口説いています。
博士に対しては無邪気に真摯に、
尊敬と敬意をもって接していたのが、今見ると新鮮。
カウンセリングの影響下のせいもあってか、
無条件に博士を信頼して、なついていたのも印象的。
お医者さんとして人命救助する博士を見つめる視線は、
他の誰にも向けたことのない憧憬と羨望がこもってました。
この時点では『ハンニバル(原作)』のクラリスとの設定混在は
まだないように見えましたね~。

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シーズン2以降、いずれハンニバルと運命を共にするクラリスと設定が混在し、
急速に博士に傾倒していくウィル。
投獄されてからは完璧に博士にロックオン状態。
こだわりの総ては博士逮捕一択になりますし、
そうでない感情の発露は博士が提供したものばかりになりました。

・アラーナ寝取られ
・ビバリー惨殺
・アビゲイル諸問題
・フレディ諸問題
・相互暗殺計画
・ヴァージャー畜産後継諸問題

ドラマの性質上、視聴者を騙す目的も生じたので、
2の後半、ウィルは闇墜ちを装い、
悪魔のように美しく立ち回っておりました(´д`)
ウィルの代名詞みたいだった垢抜けないスタイルもしなくなり、
博士好みの格好をして、博士風の物言いをして。

わたしはシーズン2では完全に、
原作版のウィルとドラマ版のウィルは別人、と認識しました。
第一に原作版のウィルなら、
百パーセント闇墜ちはないからです。
原作版のウィルは最強の白プロファイラーです(笑)

反してドラマ版のウィルはクラリスと混成し、
闇墜ち前提なので、その点でまるっきり別人と化しました。
原作版のウィルなら、レクターのすることなすこと、
すべて感性が合わずに否定したでしょう。
ドラマ版のウィルも感性は合ってないけど(笑)
博士が悪趣味なことするたび、めっちゃ顔を歪めますからね~。
メイスンへの仕打ちとか、
モノホンのサディストってきっついわぁ。
付き合わされるウィル、可哀想だけど、
どっかでグロテスクに惹かれて恍惚に浸っちゃってるんですよね_/>O

ウィルと違って、博士の方は、
演者の違いで印象が変化しているだけだと思っています。
わたしは吹き替え版で視聴しているんで、
声もたまらないものがありまして。
レクター博士が井上和彦さんという、もうね
「ウィル」
っていう呼び声だけでもぉ(´д`)
浪川大輔さんのウィルも、潔癖のプロファイラー感が(´д`)

ちょっと興奮しすぎました。
また次回があったら、次はメチャ多い男性キャラについて書いていこうかな。


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