前作の五倍くらい良かった『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』 [映画]

     
『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』
2014年公開。

面白かったです!
二時間越えのうえ、
まぎれもなく〝マーベルはぁはぁ層〟向けの作品なのに、
私が面白いって言うんだから、よっぽどですよ(笑)

お盆の使い方は
前作の使用方法はなんだったんだよ?
というくらいに洗練され、
まぁ、真似はしたくないですし、
カッコイイかというと、微妙なのは変わらないんですが、
アクションの展開に必須と言えるくらいの幅を持たせていました。
前作では、なんというか……
見てて「ホントにソレ、いる?」って訊きたくなる感じだったんですが、
今作では落としたり投げたりすると、
「あっ、早く取りに行って!」
と焦るくらいには重要なアイテムになってましたよ(^_^)/~○
主役の身の振りが違うなぁと思っていたら、
なんでも主演俳優さんは格闘技をいくつか修練なさったとか。
やっぱりそういう地道な影の努力って大事なんですね~。

更に、前作よりくっきりと浮かび上がったブラック・ウィドウさんのかっこよさ!
それだけに米倉さんの棒演技も光り輝きます!
スカーレット・ヨハンソンさんもぼうだの涙で棒を讃えることでしょう_/>O
ツッコミどころなんてないアクションでした。
私には充分見応えもあり、美しさと共に恍惚とさせられましたよ。

ただし!
物語は数千匹目のドジョウなので、
この手の映画をたくさん観てると、
「どっかで観た」
という展開ばかりなので、そのあたりはご愛敬。
コレはあくまでヒーロー映画で(しかもマーベル)、
ヒーロー側がいかにカッコイイかを描くためだけの
ご都合ストーリーに期待してはいけません。

そんなわけで個人的にはドラマ部分はシラッと観てましたが、
アクション部分になると巻き戻して見直したりと、
久しぶりに本気鑑賞しましたよ(´д`)
デカいメカの重要な部分が無防備とか、
細かい部分なんてノンノン、言いっこなしさ(´д`)ノ~○

残念なのはこの映画、
ソレだけなんですよね_/>O
人にオススメする時(マーベルはぁはぁ層以外の)、
「ただワーキャー言ってるだけの映画だ~いすき(*^_^*)」
という、私みたいに簡単な人でないと、全く薦められない…。

問題点はいくつかあって、
それはこの作品がシリーズの二作目であり、
関連シリーズを含めると『アベンジャーズ』だの
ドラマ版の『シールズ』(私も未視聴)だのと、
前知識、前情報が求められる点です。
すでに二時間越えているためというより、
もともとマーベル系の映画って、
未視聴の人に対する説明はいっさいしてくれないんですよね(-_-;)
また、この作品のみの結末はありはしますが、
核心に迫る問題は解決していないため、
ラストを迎えてもモヤッとする点も困ったモノです(-_-;)

せっかく前作をはるかに越えるできばえだったのに、
あまり一般層には訴えかけられなかったのだろうなぁ。
見た目が一番かっこ悪い(当社比)ものなぁ。

しかしそれでもやっぱり、
私としては普通にワーキャー映画を観る人なら、
マーベルのめんどくせー情報とかは無視して、
ぜひともこの作品を観るのをオススメします。
アクションとしてはそれだけの価値が充分にありました。

注・
吹き替え版ですが、
溝端淳平さんは全くキャラが合っていない上に棒なので、
もはや擁護のしようもない惨事になっておりました(-_-;)
でもほら、別に、私はドラマ部分はシラッとしてたので、
特に希望はないです。
俳優のキャスティングは、
たとえばニュースとか情報番組などで
三分ばかりでも宣伝してもらうためだと思います。
しかし積極的な俳優さんなんかだときちんと、
たとえばSNSとかでも たくさん宣伝したりするけれど、
自分からはまったく宣伝しない俳優さんもいるし、
うーん……
いたずらに出演料がかかって
厭がる人たちを怒らせる効果の方が高い気がします。
特にマーベルはいい加減、観る層が決まってきてますし。
でも、それでも、やっぱりできることはやりたいのが配給会社さんなんでしょうね~


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