ベイっぽいと思ったらベイだった『ミュータント・タートルズ』 [映画]

     
『ミュータント・タートルズ』
2014年公開作品。
吹き替え版が話題(^_^;)

中身は十歳未満までの無垢な子供が観る作品でした。
わたしのように、
文句言いつつ毎日のようにB級作品を鑑賞するひねくれ者には向きません。
「この会話、面白いでしょう?」
と、わかりやすく提供されている会話を、
〝垢抜けていない〟と感じてしまう_/>O
「このスピーディーな展開どう?」
と、わかりやすく展開する物語を、
〝どっかで観た〟と感じてしまう_/>O
「カッコ悪いようでカッコいいでしょ? このスーパータートルたち」
と、嫌み無く押し出されてるキャラを、
〝これが『松野家の六つ子だったらなぁ』〟とか、
ベイに爆破されそうな妄想を抱いていた_/>O

そもそも悪の秘密結社みたいな連中のルーツが判らないので、
(アニメ全盛期の世代ではないし(-_-;))
ど派手なカッコしたショッカーみたいな人たちが、
なんていうの……言っていいの?
カッコ悪くて…
〝ヨロイ武者メタリックシルバータイプ〟が敵のリーダーなんですが、
これも出自がよくわからない。
ヨロイそのものが生きてるのかな?

でもいろいろ考えなくても、
わたしがいろんな映画を観ていないときだったら、
きっとワーキャー観られたんじゃないかな。
ただ、この映画製作そのものが、
現在三十代後半から四十代前半の、
ミュータント・タートルズアニメ全盛期世代に向けられたものだと思うんですよ。
子供連れて一緒に観に来てね♪
って、そういう楽しい回帰映画だったと思うんです。
だけど、少なくとも大人を満足させる出来にはなってませんでした(>_<)
『トランス・フォーマー』とかは、最低限、ロボがカッコイイと思えるんですが、
やっぱり亀は無理ですよ_/>O
思い入れがある人は、きっと亀の姿でもイケると思うんですが。
思い入れのない人間にとっては、ハードルが高すぎる。
といって、全体的に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のような
搦め手の巧さ、というのもないんですね(>_<)
だってベイだから!

具合が悪くなっちゃって、
いまだあげられずにいる『スター・ウォーズ フォースの覚醒』ネタにも書いたんですが、
思い入れって、扱いの難しい宝物ですよね…。

十歳未満のアクション映画が好きな健康な子か、
『トランス・フォーマー』系の映画を観たことがないという人にオススメです。
ぶっちゃけ、
ふだん映画をたくさん観る大人が楽しめるポイントは限りなくゼロに近いです。
(あくまでも、思い入れ度合いに比例)

【注】
いつものように吹き替えが誰かは調べずに観ました。
ヒロインの吹き替えはベッキーさんです。
棒でした。
ヒーローたちの先生はカンニング竹山さんです。
棒でした。
また、竹山さんは特に役作りもしていないのか、
あからさまにキャラの年頃と声が合っていません。
(でもそれは竹山のせいではないとは思うよ…)
さらに、ちょい役で特別出演の女上司は、
(無駄に豪華なウーピー・ゴールドバーグ)
泉ピン子さんです。
上記二人よりは幾分マシですが、
合っていないことに違いはなく、
全体的にひどい有様としか言いようがありません。
子供向けなのに吹き替えがダメダメというのは、
困ったものです。
わたしは吹き替え版で観ましたが、
大人は字幕版で観た方がいいかもしれません。
どうせ大した話ではないので、
言ってることが多少判らなくても影響はないと思います(きっぱり)。


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