いかんともしがたい「ルーシー」を観た。 [映画]

     
「ルーシー」
リュック・ベッソン監督作品。
割と嫌いな監督じゃないです。
あんまり認められていない方の作品の方が好きなので、
「ニキータ」とかがアカンくて、「フィフス・エレメント」が好きというヾ(´∀`)ノ

ネタは非常に判りやすいし、その展開も一本調子で、
なんというか、キモはないのです。
たとえスカーレット・ヨハンソンがヒロインでも、
中国から始まって、えんえん中国が舞台なのも、
(カッコイイ悪役もずっと中国の方です。
カッコ悪い悪役は白人です)
やはり当時の(現在も?)中国資本の大きさを連想させられます。
(トランスフォーマーの新作観た時と同じ気持ちですね)

五年前ならもっと喝采されていたかもしれないんですけど、
ちょっと現在進行形の物語とは感じず、
全体的に一昔前のSFという雰囲気です。
個人的には嫌いじゃないんですが、
その〝個人的な好み〟で言わせてもらえば、
ルーシーが〝人間的な覚醒〟をしている状態を
もっと観たかったです。
超人になってからが長すぎて、退屈なのです。
超人になってしまうと、なんて言ったらいいんでしょう…
超人に見合った物語になっていないんですね。
要するにこの監督の好きな、麻薬を巡る悪人のドンパチに終始するだけです。
また、その表現もありきたりなので、
〝ウヒョー〟感がないのです。
でも、逆に言うと、〝ただめたくそに撃ち合うだけ〟
〝ただ車で逆走したりして街中を走り回るだけ〟
というアクションが好きな人には、熱狂できる映画なのかも知れません。

ルーシー覚醒の七転八倒の──文字通り、悶絶はよかったし、
その後の眉一つ動かさないアクションも素晴らしかった。
この20パーセント覚醒の状態をあと三十分観たかった _/>O

巨匠というと、リドリー・スコットの「プロメテウス」もそうでしたが、
なんとなく人類の起源に触りたくなっちゃうものなのかも知れません。
でも観る側って、そのネタどうでもいいんですよね(^_^;)



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