やばかったアンジュルム「大器晩成」 [アイドル]


「大器晩成」

元スマイレージ、現アンジュルム。
恐ろしい(笑)
つ○く氏が手を引いたとたん、恐ろしい良曲。
ダンスと衣装が〝ドルヲタ仕様〟だったら
たぶんドカンときてたんじゃないですか、
それくらいガツガツときてます。
超久しぶりにハロプロの曲をヘビロテですよ。

下、ちょっと正直な感想が続きます。
アイドルに興味ない方は見ないようにお願いします。

もちろんアイドルなんだから、ルックスは良い方がいい。
けれどここ十年くらいの様子を見ていると、
いくらルックスが良くても、ヲタが興味を持つとは限らないのがわかります。
元々アイドルは女性のルックスを上中下に分類するなら、
中か下に分類される方が人気が出る傾向にあります。
判りやすい記号がマークされているかどうかの方が、
キレイであることよりヲタに認知され、大衆に広まりやすいようです。
……巨乳とか、不思議ちゃんとか、ぶりっことか。

「大器晩成」はめちゃイケのエンディング曲で、
「アンジュルムって???」と調べて、元スマイレージだと知りました。
久しぶりにスマの子たちを見たので、個別認識ができない(笑)
いよいよモー娘。に至っては、二人くらいしか名前と顔が一致しない。
AKB系のオンナノコたちと比較すると、
垢抜けなさ、ぶっちゃけイモっぽさがハロプロ系の魅力なので、
一重まぶたで寝起きみたいな目をしたメイクのドヘタな彼女たちこそ、
ハロプロでいう精鋭です。
正直、「大器晩成」に関しては、衣装とダンスが好みだったらグラッときてた(笑)
アンジュルムとしては一曲目なので、
この良さがどこまで続くかは不明。
また、この歌は最初に聴いた時が一番ガツンときて、
徐々にスローダウンしてしまうのが難。
同じフレーズが繰り返されるので、覚えやすいが飽きやすくできているのだと思います。

ハロプロのMVはダサくて貧相なことで有名ですが、
このMVもひどい。
背景は相変わらずキラキラした垂れ幕のみで、
そこらへんで売ってそうな服を着た子たちが、
〝ハロプロっぽい〟ダンスで腕をフリフリ、足をトントン踊る。
体型がイモなので、
同じ系統のE-girlsが渋谷のセレクトショップ感を漂わせているのとは違い、
似たような流行服でも、しま○ら感が拭えない。
しかしハロプロ好きには、この安っぽさ、絶妙なダサさがたまらないのでしょう。
どうあがいてもハロプロ、というのを、
ヲタは喜んで受け入れるでしょうが、
そこから先はまだ難しそうです。
それでも、AKB系を推しとする私にとっては
「やばかった」と感じるくらいには脅威でした。
この危機感をAKB関係の人も抱くだろうか?

アイドルの人気は熱狂して上がる。
AKB系は上位の数名の知名度で持っています。
一般的には、
〈女性人気〉小嶋陽菜、島崎遥香
〈子供中学生人気〉渡辺麻友、川栄李奈
〈男性人気〉山本彩、柏木由紀
〈その一つ上〉高橋みなみ、指原莉乃、峯岸みなみ
……こんな感じですかね?
もちろん握手会で信じられないくらい人気のあるメンは何人もいるが、
その子たちが知名度を上げてお茶の間まで認知されるかどうかは怪しい。
須田亜香里(SKE)、渡辺美優紀(NMB)、西野七瀬(乃木坂)
握手三強のこの三人の中なら、渡辺美優紀くらいしか芸能界に浸透しそうにない。
そういう点ではモー娘。の卒業生の認知度にはかなわない。
前田敦子も大島優子も、五十代以降になると名前と顔が一致しないでしょう。
顔を見ても「知らない」と言われそう。
比べてモー娘。卒業勢は、名前と顔こそ一致しないかもしれないけれど、
どこかで見たと言われるのは間違いない。
……まぁ、この図式は、真逆にも言えて、
十代までさかのぼれば逆転するんですけどね。

この先テレビという媒体で情報を得ようとしないだろう十代と、
テレビにかじりついている五十代以降では、
アイドルを語るのはだんだん変化していきそうですね。
あれだけごり押しされて、事務所が売り方を勝ち誇っていた剛力さんでさえ、
ネットでの〝受け付けない〟感からは逃れられなかったのか、
ドラマ、CM、映画、どっと露出が減って、
しかもこの先増えるかどうか怪しいものです。

AKB系、とくに本店は、握手会人気は変わらないにもかかわらず、
(というか、むしろ更に沸騰してる)
飽和感が強烈です。
「先がない」感覚が強い。
若手もいて、次世代と呼ばれる子たちもキラキラしている。
にもかかわらず、未来が見えない。
先日NGT48の発足が発表されましたが、
「大器晩成」くらいの良曲とタイアップが来てくれなければ、
デビューと同時に沈みかねません。

ちょっとここで話が迷走しますが、
そもそもSKE48には秋元康が寵愛する松井珠理奈がいました、
NMB48は吉本興業がバックにつきました。
乃木坂46はSONYがバック。
どのグループも発足前からある程度の収益や人気は見込めてスタートしました。
が、最後発となったHKT48は2011年五月に発足が発表され、
メジャーデビューはなんと2013年三月です。
年頃のアイドル志望のオンナノコたちを集めて、
なんと二年間放置(劇場公演は有)していたことになります。
HKTがデビューにこぎつけ、更に宮脇咲良を本店センターにまで育て上げた経緯は割愛するとして、
本店から関東圏のマスコミを引き連れて移籍した指原莉乃と、
長年の芸能に携わる経歴を買われて支配人として引き抜かれた尾崎充氏の働きは、
尋常とは言いがたいものだったと思われます。
尾崎氏の引き抜き、抜擢は、
指原の、「わかる大人が必要」という、秋本氏への直訴に依ります。
内部事情は不明瞭ですが、前支配人、佐藤氏を頂点としたHKT運営は、
どうにも〝仕事ができない〟大人たちだったようです。

この状況で、アンジュルムのように、
まさに大器晩成、〝これから〟を期待させるアイドルグループが頻出してきたら、
新しいAKB系グループを推せるドルヲタが日本に残っているのか?
はなはだ疑問で恐ろしい。

ちなみに、
本店に前田敦子が在籍していた時は、
AKBとHKTと両方のアイテムを購入していたわけですが、
前田卒業後は本店で指原の扱いが悪いこともあって、
AKBのアイテムは未購入です。
そういう経緯がなかったとしても、
現在の日本の経済状況で、一般人が複数のアイドルグループのCDやDVDなどを
一年に何回購入できるというのか。

アンジュルムがどこまで頂点に迫るのか、
楽しみでもあり脅威でもあるという話でした。


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